Diary 2004. 10
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10月31日 (日)  カタツムリのうんこ?

朝、雨が上がって富士山が見えた。
この前よりも雪が増えている。
でもすぐに笠をかぶってしまった。
夕方にはまた雨になるというので、
今のうちに乾かそうと思い、餌場の屋根を外したら、
直径3センチくらいの殻をもったカタツムリがいた。
邪魔なので殻をつまんでテーブルの上に置いたら、
直径7ミリくらいの黒い塊が付いている。
何だろうと思って木の枝でちょっと突いたらポロリと落ちた。
もしや…? え? うんこ?
よく見ると確かにうんこっぽい。
カタツムリのようにトグロを巻いたような形をしている。
カタツムリってうんこをするんだ!
いや、カタツムリだってうんこぐらいするよね。
でもこんなに大きいの、するのかなぁ。
ためしに木の枝先に付けて
カタツムリの鼻っ面に置いてみたら、
自分のうんこを乗り越えてしまった。
このカタツムリはエンガチョなので、
私たちが時おりお茶をするテーブルの上ではいやなので、
葉っぱの上にうんこ共々移すことにした。
ところがカタツムリが大きすぎて
葉っぱが重みに耐えられずしなりだした。
するとカタツムリは一生懸命葉っぱに張り付こうとして、
まるで麺棒で伸したように、めいっぱい平たくなった。
なんか…、不思議な生き物だな…。
これ以上見たくなくなったので、
ここから先、カタツムリがどうなったのかは分からない。


10月30日 (土)  今日の出来事

朝から雨でがっかり。
鳥の餌場に行くと、スノコの下になにやらうごめく物が…。
ナメクジじゃないし…と思って見ていたら
ビッキの頭が1cmほどのスノコの間から見えた。
次に手が出て、もぞもぞ体を動かしながら
スノコの間からビッキが出てきた。
何ともその仕種がかわいくて、しばらく見ていたかったけど、
ヤマガラたちが痺れを切らして鳴いているので、
ビッキの背中をちょっと押したら
面倒くさそうにジャンプして外へでていった。
もうじき冬眠するから、ビッキの姿も見られなくなるね。

午後、一人で衣装探しにアウトレットに行った。
雨でもアウトレットは人でいっぱい。
買い物に雨は関係ないらしい。
ランチの列に並んでいたら突然甥っ子から電話。
もうすぐ友達と御殿場に着くという。
アウトレットで待ち合わせて一緒に食事。
久しぶりにゆっくり話をした。
甥っ子たちの会話は、すっかり社会人。
小学校に上がるまでは私と結婚するって言ってたのになぁ…。
(オモチャの婚約指輪だって、大事にしまってあるんだゾ)
叔母としては淋しいような、頼もしいような、
人として成長した甥を見て、ちょっと複雑。
負けていられないよね。
がんばろうっと!







10月29日 (金)  防災意識

地震の後、被災地での問題が噴出している。
静岡県も災害に関しては他人事ではない。
富士山の噴火、東海地震など、
危ぶまれているファクターはいっぱいある。
宝永の噴火の時はここらは灰が2メートル積もったらしい。
ということは我が家は平屋だし、古い家なので、
潰されるか埋もれるか、どちらかだろうと推察できる。
でも東京よりは助かる率が高いかもしれない。

でもたまたま東京に行ってたりしたら大変だよね。
東名高速に乗ってたら恐そうだよね。
大江戸線に乗って事務所のある麻布十番なんて行ってたら、
きっと地上に出られなくなるんだろうな…。
押しつぶされるのは痛そう出し、
窒息は苦しそうだし、火災はもっとイヤだな。
中途半端に生きてるなら、いっそ一思いに…なんて思うけど、
雄太くみたいに奇跡的に助かるかもしれない。
う〜ん、こういうことを考えるときりが無いよね。

でも日本で暮らす以上、どこかで覚悟が必要なのかもしれない。
防災意識をもっと強く持たなくちゃね。


10月28日 (木)  ちょっと期待!

昨日、一昨日の冷え込みで富士山には雪が降った。
初冠雪の時は粉砂糖をまぶした様だったけど、
今朝は8合目ぐらいまでだけど、
それでもしっかりとした雪が積もっていた。
もう、冬が間近なんだね。

このところ、ヤマガラとシジュウカラが急速接近。
餌を入れている私のすぐ後ろを飛んで、
風で私の後ろ髪がなびいたり、
目の前を横切ったり、
30センチくらいのところの枝先で、
じっと私を見つめたり。
何か試されてるって感じ…。
今年こそ、手から餌を食べてくれるかも…。
ちょっと期待!





10月27日 (水)  頑張っている命

昨日、SBSラジオで圭介さんと倫代さんに届いた
リスナーの方からのメールを見せていただいた。
難病で治らないというお子さんを持ったお母さんからだった。
「私の子供はおひさまのたねを握って生まれてきたのでしょうか?
  主人に話したら、握っていると思う、と答えてくれましたが、
  そうかなぁ? 握っていても、育てておひさまになれないじゃん。
  医者には一日一日を大事に生きて欲しいと言われています。
  毎日、どんよりした気持ちの中で、朝から晩までラジオ聞いてますが ・・・・・・・」
何とも切ないメールだった。
上手く言えないけど、お医者さんの言うように、
頑張って生きている命をしっかり見つめてあげて欲しいと思う。
私が何を言っても他人事と思われるかも知れないけど、
育てているお父さんお母さんがあきらめないで欲しい。
お母さんが元気ないと、子供にも伝わっちゃうんだよね。
だってお腹の中にいる時からお母さんと繋がっていたんだもの…。
お母さん、がんばって!
お子さんは毎日、頑張って精一杯生きているはず。
お母さんが頑張れば、お子さんも頑張れると思う。
「おひさまのたね」はあなたの手のひらの中にもありますよ。

この歌を歌うようになってから、
いろんな人から沢山の感動をもらってる。
それは頑張っている命がくれる感動。


10月26日 (火)  中央卸売り市場へ行ったぞ!

SBSの「ほのぼのワイド」の出前コンサートで
静岡市の中央卸売市場へ。
一般の人が入れない市場である。
10時をまわっていたので、セリはすでに終っていた。
人気の無い薄暗い市場を歩いてみると、
まるで祭りの後のようだ。
魚、野菜、果物は勿論のこと、
お菓子、生花、食肉、惣菜、漬物など、
庶民の生活を支えるものが沢山詰まっている。
まだ残っていた人たちが興味深い話を沢山してくれた。
今年は気候がおかしかった上に、台風などの被害もあって
市場は大変だったようだ。
既に人が引けて閑散としていたので、
人が集まるかどうか心配だったけど、
本番前になると、上の事務所からぞろぞろ降りてきてくださった。
市場には卸のセリだけでなく、仲買いや事務方もいて、
沢山の人たちが支えて成り立っているのだと実感。
リハでは遠慮がちに歌っていた人たちも、
本番では大きな声で歌ってくださった。

終了後、お願いして次郎柿を分けていただいて
こずえさんや午後の番組の圭介さんたちへのお土産にした。
お天気は生憎だったけど、念願の市場へ行けて
満足の一日だった。


10月25日 (月)  名古屋で「おひさまコンサート」

名古屋へ。
午前中は守山幼稚園で、
園児たちとおひさまコンサート。
みんな元気、元気!
手話もお遊戯感覚で覚えるので、
飲み込みが早い。
子供ってすごいね!

午後は田代小学校のトワイライトスクールで
おひさまコンサート。
トワイライトスクールとは、学校が終った後、
学校の使用していない教室を使って
子どもたちを預かるシステムで、
名古屋市が推進しているボランティアの授業。
低学年の子供が殆どだけど、
みんな一生懸命、私の話を聞いて、
手話もすぐに覚えてくれた。
若いってすごいね!

最後は厚生年金会館の宴会場で
大人のためのディナー・コンサート。
アンコールは勿論おひさまコンサート。
手話もレクチャーして、
みなさん、恥ずかしがらずに興味深く習ってくださいました。
最後は歌まで一緒に歌ってくださって感激!
大人もすごいね!

時間ごとに歳を重ねた「おひさまコンサート」の一日だった。



10月24日 (日)  地震の後

朝になって地震の被害の大きさが分かったようだ。
阪神大震災のときを思い出す。
あの時は、朝起きてニュースを見て、
ビルが倒れているのかと思ったら、
高速道路が横倒しになっていると聞いて驚いたのだった。
テレビは夕べから地震のことでひっくり返ったような騒ぎだったけど、
今日は朝からその被害の報告が次々と放送されていた。
新幹線が脱線して安全神話が崩れたとか、
道路があちこち寸断されたとか、
現地からレポートするアナウンサーの表情やあわてぶりが、
災害の深刻さを物語る。
これから寒い季節を迎えるのに、
被災地の人たちは大変だよね。

郵政民営化より、もっとやらなくちゃいけないことが
沢山あると思うんだけどなぁ…。

夕方、庭にいたら、アオサギが30羽ぐらい群れて
家の周りを旋回していた。
お母さんの後を飛ぶ子どもたちの姿も見える。
どこかへ移動する準備でもしているのかな?


10月23日 (土)  命の力

愛鷹(あしたか)の太陽の丘という施設の文化祭へ。
大きな施設だけに、集まった人たちもいっぱい。
「みんな『おひさまのたね』知ってますか〜?」という問いに
みんな大きな声で「は〜い!}と答えてくれた。
最後にみんなで「おひさまのたね」の大合唱。
障害を持った人たちも一緒になって
レクチャーした手話を交えて歌ってくれた。
この歌を歌うと自然と笑顔になれるのは
きっとみんなの「命の力」を感じられるからだね。

夕方遅く、新潟を中心に大きな地震。
台風が去ったばかりなのに…。
大きな被害が無いといいけど。



10月22日 (金)  今日のこと

富士山の雪は、昨日の天気で少し溶けてしまった。
これからは降っては溶け、降っては溶けを繰り返して
いつの間にか根雪になるんだよね。

お昼過ぎにFM秋田のテレフォンインタビューがあるので
いつもより早めに東京へ。
「おひさまのたね蒔き運動」のこともお話して、
秋田からも反響があったら嬉しいな。

2時からノベンバー・イレヴンでのライヴのリハ。
今回は融くんと二人だけ。
せっかく阿木曜子さんのお店でやるのだから
阿木さんの詞の楽曲を取り入れて構成しようということで選曲。
内容は当日のお楽しみ。
派手な楽曲もギター一本だと、また味わいが違って面白い。
それだけお互いの呼吸が大切なんだけど
慣れてくるとそのせめぎ合いがけっこう楽しいのだ。
いいライヴにしたいね。


10月21日 (木)  初冠雪

ついに初冠雪。
午前中、時おり小雨がぱらついたけれど、
昼近くになって雲が晴れ富士山が顔を出すと、
うっすらと雪を被っていた。
テレビのニュースでは去年より15日遅いといっていた。
昨日の嵐で庭が荒れ放題。
コスモス畑もだいぶ種が飛んでしまったようだ。
これで一気に冬に向かうんだろうな…。
台風のせいで、今年は秋を楽しむ時間が無かったよね。
でもまだ次の台風「ノック・テン」がいる。
上手くコースが外れてくれればいいけど…。

しまっていたコートを出して陰干し。
寒いのは辛いけど、
新しいジャケットには早く袖を通したいな…。


10月20日 (水)  「トカゲ」の日

夕べのビッキたちは、
朝にはどこかへ行ってしまった。
一匹だけ軒下のトタンの隙間に
お尻から入っていくのが見えた。

どうやら「トカゲ」は日本列島を突っ切るようだ。
激しい雨風に、鳥たちも
順番なんて待っていられないようで、
次々と餌場の小屋を出たり入ったり…。
あちこちでビッキの声がしたり、
時おりけたたましくヒヨドリが鳴いている。

暗くなって、さっきのビッキが下りてきた。
雨に叩かれながら頑張っている姿は
たくましいよね。
窓ガラスに止まった蛾が
あっという間に風にさらわれた。

11時を過ぎて、突然雨が止んだ。
風も時おり突風が吹くだけ。
あれ?「トカゲ」は今、どこ?





10月19日 (火)  ビッキ、戻る

台風の影響か、朝から雨。
鳥たちは空になった餌場で待っていた。
天気図を見ると、何だかホントに直撃するみたい。
ちょっと心配。

ホームセンターに行くと、もう春の球根が並んでいる。
去年はチューリップを沢山植えたけど、
今年はムスカリやクロッカスも増やそうかな…。
なんて言ってると、また花貧乏になっちゃうね。
もう少し安くなったら買おうっと!

夜になって、このところ姿を見せなかったビッキが
5匹戻ってきた。
このまま冬眠しちゃうと思っていたので、嬉しかった。
朝鮮朝顔の支柱につかまって久しぶりのジャンピングキャッチ。
あまりのかわいさに、思わず外へ出て
携帯のカメラでパチリ!
でも、なんだか今年はビッキには受難の年だね。
無事に冬眠に入れるといいね。
もう少しだよ、頑張って!


10月18日 (月)  トカゲの次はノックテン?

やはり台風23号「トカゲ」が来るらしい。
しかもすぐ後に24号「ノックテン」が追いかけて来ている。
それにしても、やっぱり名前がイマイチ。
根拠が分からないし、統一性がまるで無い。
ハリケーンが女性名ならば、台風は男性名にするとか、
神話の中から取るとか、何とでも考えられるのにね。

とにかく台風の前にと思い、
午前中はコスモスの種取りに励んだ。
午後は裏の井戸のつるバラの誘引。
私が階段梯子に登ってバラを誘引しているのに、
気にも留めずにヤマガラとシジュウカラが飛び回っている。
こういう平和がいいなぁ。

夕方になると、急に冷えてきて、
あわてて家の中に戻る。
これからは気をつけないと、
風邪をひいてしまうものね。


10月17日 (日)  歌は障害を越える

北茨城の養護学校の学園祭へ。
静岡からだと関東を縦断することになる。
朝焼けの赤富士を見ながら三島から新幹線に乗る。
11時過ぎ、ようやく高萩駅に到着。

海辺の閑静な場所にあるりっぱな施設だった。
子どもたちは豊かな環境の中で、障害をものともせず、
実にのびのびと学校生活を楽しんでいる。
指導の先生たちとはまるで友達のようだ。
展示された子どもたちの作品の中に、
障害に応じたそれぞれにあった教育を垣間見る。
教育の原点はこんなところにあるのかもしれない。
学校内では知らない人にも、みんなが声をかけて挨拶を交わしている。
自然に笑顔になれる。

芝生の庭の真ん中に組まれた小さなやぐらがステージだった。
芝生には子どもたちと御家族、先生や御近所の方たちが集まっていた。
「おひさまのたね」の話をして、簡単な手話のレクチャー。
そして「おひさまのたね」の大合唱。
みんな驚くほど上手に手話を交えて歌ってくれた。
たった一曲の「おひさまコンサート」だったけど、
歌が障害を越えて、みんなの心を結んでくれたと思う。

帰りの車中、江戸川を越えるあたりで見えた夕陽が、
燃えるように赤くてきれいだった。





10月16日 (土)  自然のあり方

お騒がせしました。
アイシングのおかげで、首はだいぶ楽になりました。

清水町の町民の集いに招かれて、「歌と講演」。
教育関係に招かれるのはちょっと緊張。
でも私のつたない話を、
皆さん凄く真剣に聞いてくださって感謝。

清水町には柿田川という湧き水の日本で一番短い一級河川がある。
湧き水公園は車の往来の激しい1国のすぐ側にありながら、
実に美しい所で、湧き水はきれいなマリンブルーに見えた。
講演の中で見てきた話をすると、
主催者の方たちが、「もっときれいなところがあるんですよ」
と案内して下さった。
清水町の小学校の裏庭にある「自然教材園」というところで、
一般の人は入れないという場所。

鍵を開けていただいて中に入ると、そこは別世界だった。
深い雑木に囲まれて遊歩道を降りてゆくと、
目の前に何ともいえない美しい河の流れが現れた。
澄みきった河の流れの中には水草が揺れ、
水の溜まりではアメンボウが泳ぎ、
川岸の岩場には沢蟹が歩いている。
生まれたままの自然がそこにあった。
そこには自然を邪魔する電柱も看板もない。
この自然を教材としている子どもたちは何て幸せなんだろう。
子どもたちは園内で毎年蛍を生育して放つという。
まさに生きた教育だよね。
自然のあるべき姿を見たようで
しばし清々しい気分に浸れた。
貴重なものを見せていただき、ありがとうございました。

夕方、燃えるような夕焼け雲の中、
富士山のシルエットが見事に浮かび上がって見えた。
自然に感謝の一日だった。



10月15日 (金)  グキッ!!

朝起きて、鳥の餌場に行ったら
案の定カラッポ。
で、餌をあげて、空気が気持ちいいので伸びをしたら
首筋がグキッ!!
や、やばい…。
イ、イタタタタ…。
でも東京へ行かねば…。
とりあえず筋を暖めて、首をゆっくり曲げてみた。
何とかごまかして出かけたものの
やっぱ痛いんだよね。
いつもお世話になってる整体の先生に電話したけど、
すぐの予約はとれなかった。
とりあえず10分間アイシング(氷で冷やす)するようにとの指示。

事務所に行くと、
飯塚くんが心配してシップ薬を買いに走ってくれた。
年齢を聞かれて答えたら、
「明日のほうが痛くなるかも…」って…。
どういうこと?
明日、明後日は手話付きで歌わなくちゃならないのにだいじょーぶ?


10月14日 (木)  トカゲ?

夕べはサッカーを観るつもりが寝てしまった。
実は負けるのが怖くて見ていられなくなってしまったのだ。
朝、結果を聞くと、1−0で勝ったとのこと。
やっぱ、見ればよかった。

久しぶりの青空。
台風の後、晴れると思っていたのに
雨があがっただけの曇り空だったし、
またすぐに雨が降ったりで、
天気が悪いと気持ちまでグズグズしちゃうよね。
富士山もちょっと恥ずかしそうに雲間から顔を出した。

午前中、歯医者さんへ行く前にコスモスの種採り。
あっという間に器が一杯になった。
久しぶりの青空に、庭の草花が息を吹き返したように見える。
流石のビッキも長雨で体が冷え切っていたのか、
葉っぱの上でホッとしたように日向ぼっこしていた。
でも、また台風発生だって?
何でも今度は日本名で『トカゲ』だという。
いったいどういう根拠で命名しているんだろう?
もうちょっと気の利いた名前にして欲しいよね。




10月13日 (水)  アリーナ逝く

友人でイラストレーターのエムさんの盲導犬アリーナが死んだ。
アリーナはエムさんと一緒に私のライヴにも
よく顔を出してくれていた。
エムさんと一緒に何度か我が家へ遊びに来てくれた事もある。
盲導犬を引退してからもエムさんはアリーナを引き取った。
新しい盲導犬をもらうよりも、
アリーナと最後まで過ごす道をエムさんは選んだ。
盲導犬には養老院のようなものがあって、
最後まで面倒を見てもらえるのだけれど、
それでも出来れば、飼い主と一緒がいいと私も思う。
誰だって最後まで大好きな人といたいよね。
奥さんのコボちゃんは
「アリーナは私にとっては子供と同じよ」といつも言っていた。
最後までアリーナの面倒を見て、大変だったと思う。
アリーナは幸せだったね。
私も16年共に過ごしたシャム猫のホリーが死んだ時は毎日泣いていた。
言葉が交わせない分、心でつながるから、
よけいに喪失感があるんだよね。

エムさんが描いてくれた「おひさまのたね」のジャケットでは
アリーナが元気に笑ってる。
エムさんの絵の中では、これからもアリーナは生き続けるよね。
エムさん、コボちゃん、元気を出して、頑張って!


10月12日 (火)  満腹の手前

ほのぼのワイドの出前コンサート。
今日は藤枝市の『センプク』というギフト&雑貨屋さん。
50年も続いているお店で、
センプクとは「満腹の一歩手前」という意味で
先代が付けた名前だそうだ。
「満腹には先が無い。人間、満腹ではいけない。
 いつも満腹の一歩手前でいなくては頑張れない」
ということらしい。
ハングリー精神とでも言おうか、
「なるほど!」と、うならせる名言だよね。

帰りに岡部宿の大旅籠『柏屋』に寄り道。
付随している土蔵のギャラリーで、
SBSのOBの方の主催している
スイスのトールペインティングのグループ展をしているというので
拝見しに行った。
『柏屋』の館長さんは、休館にもかかわらず
私たちの為に開けて、旅籠の中を案内してくださった。
しばしタイムスリップして旅人気分を味わう。

こうしていろんなところへ出かけてみると、
新たな出逢いや発見があるから楽しいね。
テレビやネットで情報を仕入れるのもいいけど、
自分の足で歩いて、自分の目で見るに勝るものは無いよね。


10月11日 (月)  ビッキの語源

久しぶりに雨が上がったので、野鳥の餌場の掃除。
屋根を外し、中のスノコをどかしたら、
ナメクジではなくてビッキがいた。
鳥に突かれてはかわいそうなので、
軍手をして捕まえて窓辺に移動させた。
(ビッキにとっては人間の体温は高すぎるので
    軍手をしてあげないとかわいそうなのだ)

ところで「ビッキ」の語源について一言。
私が子供の頃、『すきすきビッキ先生』という漫画があって、
そのときビッキの意味がカエルだと知ったんだよね。
でも語源を知らずに、ずっと外国語だと思っていた。
ところがいまさらながら気になって調べてみたら、なんと日本語。
山形の方言だと分かった。
何にも知らずにずっと使っていたわけで、
なんともお恥ずかしい。
でも、これで堂々と使えるね。


10月10日 (日)  おひさまサンデー

台風は去ったはずなのに、お天気がはっきりしない。
今日はSBSの「おひさまサンデー」の企画で
「おひさまウォーク」「おひさまコンサート」がある。
「おひさまウォーク」は13キロの山道で、けっこうハード。
参加したかったけど、
コンサートに間にあわないといけないので断念?

融くんとのジョイントの予定なのに飛行機が欠航。
それでも何とか本番には間に合うように
新幹線を乗り継いで駆けつけてくれた。
ただ、本番直前の到着だったので、
融くんとのリハもトークの内容も真っ白の状態。
おまけに始まってから、一時間の生放送だと気づいて、
その大胆さに我ながら唖然。
おかげで一曲目の「永遠の少年たち」は歌詞を間違えてしまった。
それで居直れたのか、あとは無事に終了。ホッ!
これも気の知れた融くんだから出来たんだよね。
なんとか天気も持ちこたえた。

御殿場に帰ると、雨。
御殿場は一日中、雨だったらしい。
その上、我が家の前はアウトレット渋滞。
駅から家までいつもは5分のところ、1時間もかかる始末。
まったく、困ったもんだ。
生活道路が麻痺してしまっているのだから…。
せめて交通整理ぐらいして欲しいよね。
それにしても、この雨、いつ止んでくれるの?



10月9日 (土)  さらば、マーゴン

マーゴン来る。
いやはや何とも、もの凄い嵐だった。
昨日から降り続いた雨は、夜半に激しくなったけど、
昼頃にはシトシトとした雨になった。
小山町の整体の先生に予約をしていたので出かけたけど、
隣りを流れる河が濁流になっていて怖いほどだった。

夕方から雨は激しさを増し、流石に野鳥も出てこない。
屋根に打ち付ける雨音で、テレビの音もよく聞こえないほど。
夕べから頑張っていたビッキもどこかへ非難した。
テレビでは緊迫した台風情報が流れている。
東京も水が逃げ場を失くして大変みたい。

8時ごろ、突然静かになった。
時おり残り雨が降ったけど、
マーゴンは騒ぐだけ騒いで行っちゃったみたい。

明日は静岡で「おひさまコンサート」。
天気は回復するけど、あちこちの被害が心配。
九州で飛行機が欠航になった融くんも
何とか頑張って乗り継いで、本番までには来られそう。
楽しいコンサートが出来るといいね。



10月8日 (金)  最後の花博

花博は案の定、朝から小雨。
それでもホテルは宿泊客でごった返していた。
会場へも早めに入る。
11日までなので、最後の追い込みの入場者がいっぱい。
仕事の前に園芸館に、一株に接木で130種の菊が咲いているという
話題の菊を見に行く。
いやはや何とも不思議な花だった。
江戸時代にはこんな風にして花を楽しんだらしい。

水辺のステージで「おひさまのたね」を歌う。
お客様たちは私の手話を見ながら一緒に参加してくれた。
でも花博の仕事も今日でおしまい。
慣れ親しんだスタッフとも、一先ずお別れ。
毎回、ありがとうございました。

台風22号(マーゴン)は今夜から明日にかけて
日本列島を突き抜けるらしい。
10日は何とか晴れそうで良かった!
でも台風の被害が少ないといいね。


10月7日 (木)  心配がいっぱい

いよいよ花博の仕事も今回が最後。
どんな花が見られるかとっても楽しみ。
今日のリハーサルはいいけど、
明日の本番のお天気はちょっと怪しい。
でも沢山の人が来てくれるといいな。
心配なのはやっぱり我が家に来る野鳥のこと。
餌が足りなくなるんじゃないかな…。
コスモスの種も心配。

もっと心配なのは10日のこと。
どうやら台風が来るのだ。
せっかく融くんと一緒の「おひさまコンサート」なのに
野外だし、どうなるんだろう?

今年の天気はホントにおかしいよね。
昨日の地震もびっくりしたし…。
心配がいっぱい。


10月6日 (水)  万歩計 

昨日とは打って変わっていい天気。
久しぶりに富士山も顔を出した。
午前中はまだ地面が濡れているので庭仕事は出来なかったが、
とりあえず餌場の屋根を外して乾かす。
あとは午後かな。

大型電気店で万歩計を買う。
田舎暮らしは歩くようでいて歩かない。
買い物など、車を使ってしまうし、
地下鉄やビルが無いので階段も上り下りしない。
でも万歩計って言うくらいだから、
10000歩は歩かなくちゃいけないんだろうな。

午後から万歩計をつけて張り切って生活。
コスモス畑で種を採ったり、庭を箒で掃いたり、
それでも5000歩もいかない。
やっぱり散歩をしないとダメだね。
明日は花博へ行くのできっと沢山歩けるね。


10月5日 (火)  マーゴン?

インターネットで天気予報の台風情報を見たら、
台風22号「アジア名・マーゴン」とある。
ハリケーンは女性の名を付けると聞いた事あるけど、
台風にもそんなのがあるのかな?
だったら「あけみ」とか「さゆり」なんてのがあってもいいわけだ。
で、いつどこで決まったんだろう…。

明日は何とか晴れる模様。
庭仕事がすっかりおろそかになっているので、
花博に行く前に何とかしたいと思っていたので一安心。
コスモスの種も採らないでおくと、
来年が大変なことになるのだ。
桜の葉もだいぶ散っているし、
明日は忙しい一日になりそうだね。




10月4日 (月)  雨、2日目

今日も引き続き雨模様。
秋雨というよりも何だか梅雨に逆戻りしたみたいな雨。
気温も一気に低くなった。
この秋、初めてセーターに袖を通す。
気分に任せてぼちぼち衣替えを始めたけど、
まだまだ着そうな物もあるし、
まだまだ着そうも無い物もあるので困ってしまう。
結局部屋中、服の海。
この時期の着るものが一番難しいよね。

柿の実が日毎色を深めていくなかで、
野鳥たちの動きが騒がしくなってきている。
明日も雨で、おまけに台風が発生したとの情報。
これじゃ秋を楽しむ前に冬が来ちゃうよね。
そろそろストーブの準備かな…。
7、8日の花博が天気になるといいな。




10月3日 (日)  雨の一日

朝から時おり激しい雨。
その雨にもかかわらずヤマガラとシジュウカラが
入れ替わり立ち代り餌を食べに来ている。
せっかくの日曜日なのに…。
鳥たちには曜日も天気も関係ないのだ。
仕方なくパジャマの上にレインコートを着て
餌をあげに行った。
もう一度寝ようと思ったけど、
結局起きてしまった。

部屋の窓から しばし野鳥観察。
餌場の屋根は4〜5羽は入れるくらい大きいのに
鳥たちは決して複数では入らない。
一羽が入っていると次の鳥は前の鳥が出るまで、
ちゃんと外の止まり木で待っている。
どうやら鳥の世界にも約束事があるようだ。
世間知らずのシジュウカラの子どもが中で食べていたら、
ヤマガラが来て追い出した。
学習したかな?

結局雨は一日中降っていた。
キッチンの窓から見ると、
コスモスが雨に濡れてうな垂れている。
そろそろ種が飛び始めている。
こんど天気になったら種取りをしなくちゃ…。


10月2日 (土)  静岡新聞 エッセイ始まる

イチローのヒット記録達成。
凄い男がいたもんだと思う。
こんな凄い記録、もう破れる人なんて出てこないんじゃないかな?
少なくとも私が生きている間は…。

いつも使っている化粧水が切れたので、
アウトレットまで散歩がてら歩いて買いにいった。
我が家からだと2キロぐらい。
ちょうどいい距離だ。

でも考えてみたら、昨日東京に行った時のほうがはるかに歩いたよね。
地下鉄に乗る度に階段やエスカレーターを登ったり降りたり。
行ったついでにいろんなことをしようと思うから、
ついつい余分に歩いてしまう。
2キロなんてもんじゃないものね。
だから後になってどっと疲れが出てしまう。

その点、自然の豊かな空気のいいところで歩くと
のんびり歩けて気持ちがいい。
人並みをかき分けることもないし、
信号待ちでさえ不思議とイライラしないのだ。

夕方、夕刊が配達されてきた。
静岡新聞のエッセイ・デビュー。
タイトルは「LET IT BE」。
学生時代の思い出を絡めて書いた。
カラー写真入りの紙面で見ると何だかちょっと照れくさいね。
読んでいたら、早速静岡新聞の木下さんからTEL。
「評判もいいようで好調なスタートです。次回もよろしくお願いします」
と何気に次の原稿催促のジャブが入った。
はい! 頑張ります。




10月1日 (金)  不可解な生き物について

ホームページにハンドルネーム「もんちゃん」より
早速カキコあり。
なになに「コウガイヒル」だって?
見ればシュモクザメみたいな頭をしたヒル?
いやいや、いろんな生き物がいるもんだね。
こうしてみると、私たちが生きている世界のなんと狭いこと。
宇宙へいったらもっと凄いんだろうな…。
だいたい人間が想像する範囲のことは
宇宙に存在するって聞いたことがあるけど…ほんとかな?

東京から帰りのバスの中。
私の隣に座った女の子。
御殿場に着くまでずーっと携帯でメールしっぱなし。
おまけに携帯からは電子音の騒々しい音楽が流れっぱなし。
人の迷惑も顧みず…。
私から見れば、これも理解しがたい生き物かも…。


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