1月12日 (月)  石原均ちゃんのこと



昨年の暮、大切な友人が亡くなりました。
均ちゃんこと、イラストレーターの石原均さんです。
イラストといっても立体作品で
いわば凸凹アートです。

均ちゃんは私が東京にいた頃のご近所仲間でした。
同じご近所だったイラストレーターの
故・東君平さんを通じてお友達になりました。
以来、毎年新井薬師でお花見をするようになり、
お互いの友達、仲間を集めて大宴会をしたものでした。
大杉漣さんを紹介してくれたのも均ちゃんでした。


その均ちゃんの追悼展をしようと、
親交の深かった仲間で話し合い、決めました。
場所は神保町のすずらん通りにある檜画廊です。


今日は均ちゃんの作品を撮り続けていた
カメラマンの青木さんのスタジオ、
スタジオ・クラスターで作品選びが行われました。

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 スタジオに所狭しと並べられた均ちゃんの作品たち。
 子供の絵本用のもの。
 コマーシャル用のもの。
 アートとして作り続けたものなど、
 改めてその感性の豊かさを実感するとともに
 惜しまずにはいられません。
 現存するものだけでも240点以上。
 この中から選ぶのは大変です。

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 イラストレーターの黒井健さん夫妻、
 イラストレーターのエムナマエさん夫妻、
 アニメーターの森まさゆきさん
 編集者の小林潤子女史など、
 みんなが均ちゃんの為に集まりました。
 エムさんはじっとみんなの話に耳を傾けています。

Photo-3
 作品を絞り込む黒井さんと森さん。
 檜画廊の図面を持ってきてくれた黒井さんを中心に
 どこにどの作品を置こうかと
 みんなの意見が飛び交います。
 事務的なことは小林女史がまとめます。
 スタジオの2階に、スタッフが作ってくれたランチが…。
 スタジオ・クラスターは料理関係の撮影が多いので、
 調理師のスタッフがいるのです。


何とか作品選びは終了。
私は2時からのぞみさんとのバルセロナのリハと、
融くんとのリハがあったので、途中で失礼しました。

石原均追悼展『いろいろ凸凹ありました』は
2月23日(月)から28日(土)まで。
神保町の檜画廊で開かれます。
ユーモアとペーソスに溢れた均ちゃんの世界を
ぜひ見に来てください。
きっと心が暖かくなること請け合いです。

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