9月12日 (火)  野良猫と雑草

朝、カーテンを開けたらキジがいた。
昨日の残りの餌を啄ばんでいる。
古い餌はこのところの雨でカビているのがあるので、
お腹をこわすのではないかと、ちょっと心配。

朝食を食べてから再び覗いたら
もうキジの姿は無かった。

草むらがガサガサ揺れたので何かと思ったら黒猫。
慌てて窓ガラスを叩きながら怒鳴ったら
一目散で走り去った。
まったく、油断もすきもありゃしない。


午後、雨の上がった合間に裏庭の雑草を抜く。
だいぶ伸びて、花をつけているのもある。
名前を知らないと言うだけで雑草と決め付けているけど、
実は有名な山野草なのかもしれないと思いつつ、
とりあえず手当たりしだい抜いてゆく。
ものの15分ほどで大きな雑草の山が出来た。
鍬を使ってカビた土を掘り返し、
新しい餌を撒いてあげた。


思えば野良猫にしてみれば
人の家も自分の家も境があるわけじゃなく、
我が家の庭に入ったからとて
怒られるなんて理不尽なのだ。

思えば雑草にしてみれば
雑草などと言われる筋合いは無く、
勝手に人間が決めたことで
ましてや何処に生えようが自由なわけで
抜かれるなんて理不尽なのだ。

自然界で人間ほど身勝手で理不尽なものはない。