4月10日 (月)  光陰矢のごとし

朝、弥勒からFAXが来ていた。
詞の直しだ。
多分、今頃は責任を果たして、
意気揚々、卓球の試合へ行く電車の中だろう…と思う。
でもね、ちょっと更なる直しの箇所を見つけてしまった。
とりあえず山Pに会ってからのご相談。

今日はちょっと時雨模様で東京も寒い。
ミューザックの入り口で平野兄弟に会う。
今日はお兄さんの肇さんがリズムを入れてくれる。
肇さんは融くんのお兄さんで、現在の本業は小説家。
昆虫巡査シリーズなどが代表作。
以前はドラムス奏者だった。
私とはワーナー時代に仕事で知り合い、
バス釣り仲間として融くん共々親交を深めていた。

初めて私のレコーディングに参加したとき、
肇さんから「僕にも歌詞をください」と言われて
詞を見ながらドラムを叩く人なんて
見たことも聞いたことも無かったので感動した。
肇さんのドラムは歌と一緒に揺れる。
歌うドラマーなのだと認識した。
でもその後、肇さんが「詞を勉強している」
という話を聞いて納得した。
テイチク時代の『シェスタ』が最初の作品。
依頼、東芝時代にはかなりの詞を書いてもらった。

最近では『三寒四温』で肇さんの詞で
融くんがアレンジしたんだっけ…。
そういえば、だいぶ前だけど、
NHKのみんなのうたで「にが虫おじさん」を書いたときも
肇さんの詞で融くんのアレンジだった。
思えばあれが3人で組んだ最初の仕事だったんだ。
すご〜く長いお付き合いだ。
そう、30周年記念なんて言っているんだものね。
ああ、光陰矢のごとし。