3月23日 (木)  春―――。

静岡へ。
御殿場線で静岡へ近づくにつれ、
春らしさが増す。
この季節の景色の変化は面白い。
御殿場ではようやく水仙の蕾が膨らみ始め
木蓮もコブシもまだ蕾。
椿やレンギョウが咲き始めたばかりだ。
裾野辺りから野辺の緑が若草色になり、
菜の花や木蓮、白木蓮が咲いているのが目に付き始める。
東海道線に乗り換えると更に春は深まる。
雪柳が満開で零れそうなほど。
我が家ではまだ新芽が出始めたばかりだ。
ちらほらと桜の蕾がほころんでいるのが見え始める。
窓の外の景色から目が離せなくなる。
いまが春―――。

静岡へ着くと流石に暖かい。
生徒さんの話によると、
今日の最高気温は20℃だという。
病気でお休みしていた生徒さんから
「まだ完治ではないけれど、4月から少しずつ復帰します」
という嬉しいお便りが来ていた。
「家のスケジュールで出られなくなります。
 お世話になりました」
というちょっと淋しいお便りもあった。
SBS学苑でのお教室ももう一年になる。
去る人、来る人、様々である。
これも春―――。

家に戻り、我が家の庭を見ると、
チューリップの芽がだいぶのびて来ている。
桜の蕾はまだまだ夢の中。
姫コブシの蕾がようやく膨らみ始めた。
じきに春―――。