11月1日 (水)  御殿場線 2

今日はナンと朝5時前に起きました。
当然、真っ暗です。
鳥もビッキもまだ寝ています。
8時20分に東京で待ち合わせるためには
5時48分発の御殿場線に乗ります。

Photo-1
 朝の御殿場駅のホームです。
 さすがに寒いです。

御殿場線は御殿場を境に上りと下りでは景色が一変します。
御殿場から沼津へ下る時は、富士山を回るように走り、のどかな田園風景が広がります。
逆に松田の方へ上る時は、山間をぬうように走ります。

童謡に「汽車ぽっぽ」というのがあります。
これは御殿場線を歌ったものです。
作詞者は御殿場の小学校の先生でした。

汽車ぽっぽ

 きしゃ きしゃ ぽっぽ ぽっぽ
 しゅっぽ しゅっぽ しゅっぽっぽ
 ぼくらをのせて
 しゅっぽ しゅっぽ しゅっぽっぽ
 すぴーど すぴーど まどのそと
 はたけも とぶとぶ いえもとぶ
 はしれ はしれ はしれ
 てっきょうだ てっきょうだ たのしいな

 Photo-2 ちょっと分かりにくいですが鉄橋です。
     「谷峨」と「山北」の間にあります。


 きしゃ きしゃ ぽっぽ ぽっぽ
 しゅっぽ しゅっぽ しゅっぽっぽ
 きてきをならし
 しゅっぽ しゅっぽ しゅっぽっぽ
 ゆかいだ ゆかいだ いいながめ
 のはらだ はやしだ ほら やまだ
 はしれ はしれ はしれ
 とんねるだ とんねるだ うれしいな

 Photo-2 これがトンネルです。
      御殿場を出て、足柄を過ぎると
      トンネルがいくつかあります。
      
歌の風景は内容から察するに、
下り列車の情景を歌ったものです。
当時はまだ煙を吐く汽車でした。
現在は単線ですが、昔は複線でした。
戦争で鉄砲の弾を作るために単線になったのだと、
ズカッちのおばあちゃんが言ってたそうです。


御殿場線は東名高速と交差しながら
山間を絡み合うように走っています。
「山北」の駅の手前には両側が桜の土手に囲まれたところがあります。
桜の時期はさぞかし美しいと思います。
「谷峨」の駅は、いつもは高速から見下ろす場所です。
高速の下を20号線と並んで御殿場線の線路が見えます。
夜は車のライトの河が流れているように見えるところです。
この駅を通るたび、あの景色の中にいる自分を感じています。

松田に到着する頃にはすっかり日も昇りました。
御殿場線の松田と小田急線の新松田の駅は
道を挟んで向かい側にあります。
一路新宿へ。
到着は8時ちょうどでした。

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