6月17日 (金)  いろんな人

歌謡教室のため東京へ。
アルバムの為のミーティングもあって、
結局とどのつまりは曲の上がり待ち…。
う〜ん。が、がんばります。

帰りの地下鉄の中で、
何だか心に残った青年がいた。
文庫本を読んでいるんだけど、
革のブックカヴァーを着けているんだよね。
それも上等な感じで、
同じ革の栞が上から挟み込めるようになっていた。
今どきこんなカヴァーを着けている人がいるなんて。
しかもどう見ても20代の青年。
きっと本が大好きで、大切にしているんだろうな…。
本離れが進む現代に、何とも嬉しい限りではないか!

新宿のバス停では
心に残る老人がいた。
サラリーマン風の30代の男性とバスを待ちながら話しているんだけど、
今の世の中や日本の政治家を憂う話を切々としていた。
いちいちごもっともで、
隣で聞きながら心でしっかり頷いていた。
いっそこの人が政治家になってくれたらいいのにと思うほど。
思わず話に参入しようかと思ったところで
バスが来てチャンスを逸す。

でもどうやらこの御老人、
サラリーマン風の男性とは縁も所縁も無かったらしい。
ときどき新宿に来ては人を観察して
世の中の流れを見ているらしいのだ。
御老人はバスには乗らなかった。

東京にはホントにいろんな人がいる。