6月11日 (土)  ホタル祭り

今夜、柿田川湧水公園で「ホタル祭り」があると
昨日、東京の事務所に
清水町の教育委員会から連絡をいただいていた。
去年の夏に「おひさまのたね」の講演会をしたときに
「ホタルの時期に連絡してください」と
お願いしてあったのだ。
台風が来てるし、梅雨入りしたし、
お天気が心配だった。

案の定、朝から御殿場は霧と雨の中。
はたして行われるのかどうか不安だったけど
ネットで柿田川周辺の天気を見たら「曇り」になっている。
行くだけ行ってみようということになって
雨の中、出かけてみた。

現地に着くと、やはり小雨がパラついている。
公園の駐車場には十数台の車があったけど、
お祭りと言う雰囲気はどこにも無い。
ちょうど公園に続く小道を上がって来た夫婦がいたので聞いてみると、
奥の広場で催し物があるとのこと。

所々フットライトで照らされた道を下って行くと
小さなスペースにホタルの大きな飼育籠があった。
そこから今度は上がっていくと、大きな広場に出た。
広場を囲うようにいくつかのテントが張られ、
模擬店がいくつか出ていた。

スタッフのテントをのぞくと、
見覚えのある顔がいくつか…。
すっぴんにも関わらず
向こうも覚えていてくださって、御挨拶。

聞けばまだ一週間くらいは見られるとのこと。
雨足が強くなってきたので
また天気の様子で見に来ようということになって、
今日は帰ることにした。

帰り道、ホタルの飼育籠のところに
講演会に呼んでくださったスタッフ野方たちがいて、
声をかけられた。
清水町小学校の子どもたちが育てたホタルを
飼育籠に放しているところだった。
よく見ると、まだ暗くなりきらない中でも
そこここでホタルの光が見えた。
網に留まっているホタルに外からそっと触れると、
フワーッとお尻が光りだした。
面白くてはじから触っていくと、
沢山のホタルが光りだした。
このホタルを子どもたちと一緒に放ち、
また捕獲して卵をかえし、来年に備えるのだと言う。
活きた教育の陰には、支える人の努力があるんだよね。

「来週、お天気のいい日にまた見に来ます」
と言って公園を後にした。
今度は自然の中で沢山見られるといいな。