Diary 2005. 8
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8月31日 (水)  昔のビデオ

昨日は四ッ谷区民ホールで
平尾教室の発表会があった。
全国の平尾教室の生徒たちの
オーディションを兼ねて発表会だ。
業界の方たちもたくさんいらっしゃる。
応対に不慣れな生徒に、
ついついお母さん口調で指導。
でも歌を聴いて、見てもらうというだけじゃなくて、
こういうことも大切なんだと思う。
自分が世間知らずで苦労したから
よけいにそう思う。

そのまま久しぶりに姉の家に行って宿泊。
午後、帰ろうと思っていたら飯塚くんから電話。
事務所に福島中央テレビの尾形氏から
昔のビデオが送られてきたという。
先日24時間テレビの現場でお会いした時に
お願いしておいたのだ。
で、急遽事務所に顔を出すことになった。
帰ってからでは遅くなるので
事務所でダイアリーを書くことにした。

「若いかわいい子が映ってましたよ」
事務所に入るなり飯塚くん。
事務所の皆で見たとのこと。
今しか知らない人が多いから
いろ〜んな意味でびっくりしたかも…???
1978年3月末に放送になった
「福島を駆ける 湖水に春の心をみた」と言うタイトルで
猪苗代湖の春を訪ねて一周するというものだった。
家に戻って見るのが楽しみなような怖いような…。



8月29日 (月)  25階の朝食

新宿のワシントンホテルの本館の25階で朝食。
副都心のビル街が見渡せるレストランだ。
この景色、結構気に入っている。
窓際に面したカウンター席に座ると、
下を行く車がミニカーのように見える。
街が自分のものになったような気分。

でも、明日も平尾教室の発表会で東京に来るんだ。
早く帰ろう!

久しぶりの我が家。
やっぱ、いいわ。


8月28日 (日)  8月28日

今日は昨日と逆パターン。
 福島で朝、チャリティーコンサートをしてから
 午後、郡山へ移動。
 日曜とあって、ものすごい人。
 同じ会場の館内展示場で、
 『ワンニャン展示ショー』や『自動車ショー』もやっていて
 家族連れでいっぱい。
 昨日は待ち時間に『ワンニャン…』を見に行ったけど
 入場は有料なのに販売してた。
 何かちょっと割り切れない感じ…?
 でも可愛かった!
 いつも思うんだけど、大きくなるまで売れなくて、
 売れ残った子たちはどうなるんだろう?
 みんないい飼い主に出会えるといいよね。

 本局でフィナーレが始まる前、
 郡山では8時から私のチャリティーコンサート。
 そして丸山弁護士がゴールして
 全国一斉のフィナーレへ。
 各局のステージでみんなが集まって『サライ』を合唱。
 感動だけど、振る手が痛い…!
 終って着替えもそこそこに新幹線に乗る。
 
 東京のホテルに着いたのは12時近かった。
 爆睡…zzz。
 


8月27日 (土)  8月27日

昨日の掛川の講演会は何とか無事終了。
 話す内容の資料をいろいろ持って行ったけど、
 結局殆ど見なかった。
 というか、緊張して見れなかった。
 それでも話したいことはだいぶ話せたかな…?

 帰りはそのまま東京へ出て
 事務所で明日からの打ち合わせをし、
 東京駅近くのホテルに泊まった。
 御殿場の涼しい夜に慣れた身体には
 エアコンのきいたホテルは
 贅沢だけどちょっと寝苦しい。
 夜中に何度か目が覚めた。
 
 東京駅からまずは郡山へ。
 あまりの変わりように唖然!
 ひょっとして28年ぶり〜?
 「おはよう金曜日」という福島中央テレビ(FCT)の番組に
 歌のレギュラーで出ていた時は
 まだ新幹線も通っていなかったんだよね。
 郡山の24時間テレビの現場のビックパレットの大きさに感動。
 こんな凄いものが出来ちゃうなんて、
 28年って凄いよね。
 
 ステージ裏で懐かしい人に再会。
 あの頃のディレクターの尾形さんや善積部長。
 みんな肩書きも変わって、すっかり貫禄。
 FCTの放送では「おは金」のころのVTRまで流れた。
 その初々しかったこと!
 28年かぁ…。

 夕方、福島へ移動。
 8時からチャリティーコンサート。
 遅くなって疲れたので早く寝るつもりが、
 24時間テレビを見てしまい、
 結局寝るのが遅くなってしまった。
 
 
 


8月26日 (金)  しばし、行ってきます!

台風一過。
何とか無事にやり過ごせた。
野鳥やビッキたちは無事かな?
今日からしばしの旅。3泊4日。
帰ってくる頃は御殿場はきっと秋だよね。

今日は掛川市の教育委員会の依頼で講演会。
新任の幼稚園、保育園の先生たち研修会の中で、
「おひさまのたね」を歌ってお話をする。
台風が心配だったけど何とか出来そうだね。

明日、明後日は24時間テレビのイベントで
福島と郡山へ行く。
結構、強行スケジュールっぽい。
残念ながら中央のテレビには流れないけど、
『たね蒔き』してくるぞ!

栄養剤飲んだけど、ニンニク臭いかな?
もういっかい歯、磨こう。





8月25日 (木)  雨台風 MAWAR(マーワー)

SBS学苑の授業で静岡へ。
朝からの激しい雨で中止と思いきや決行。
御殿場線から東海道線を乗り継いで
由比の辺りまで来て海を見てびっくり。
ものすごい波が打ち寄せている。
立ち上がって見ている乗客も多かった。
もちろん私も…。
帰りはバスのつもりだけど、大丈夫かな…?

お教室の生徒さんは案の定ほとんどお休み。
授業が終ってバスの案内所に行くと
とりあえず動いているとのこと。
行きの電車は東名高速より山側を走っているので、
帰りのバスで由比が浜をもっとじっくり見ようと思い、
海側の一番前の席を確保!
ところが乗ってからMDを聞いていたら
いつの間にか寝てしまった。
気がつくと『東名富士』。
ここって、もう由比ガ浜の先じゃん…。

夜、テレビのニュースで、
台風11号MAWAR(マーワー)は
今夜中に静岡県は抜けるとのこと。
ほっと安心と思いきや、事務所の窓から漏水。
古い家なのに雨戸が使えないようにしてしまった上、
ガラスと窓枠がコーティングされていないので、
隙間から叩きつける雨が入り込んできてしまったのだ。
家中の雑巾や古いタオルを集めて上を下への大騒ぎ。
明日から掛川〜福島〜郡山の旅なのに、
準備どころじゃないじゃん!
今まで嵐でもこんなにひどいことは無かったのになぁ。
マーワーはどうやら雨台風らしい。
そういえば子供のころは、
台風っていうとどこの家でも雨漏りなんてあって、
鍋とか置いたっけ…。
なんてのん気なこと言ってちゃいけない。
台風よ、早く出てってぇ〜!
でも、明日の仕事、大丈夫かな…?




8月24日 (水)  秋の気配

朝起きて窓を開けると涼しい風が入る。
畑のコスモスの背がのびて、
ちらほら咲き始めた。
トンボが気持ちよさそうに飛んでいる。
御殿場はもう秋の気配。

今日はレコーディングのMIXDOUNのため
東京へ行く予定だったけど、
融くんと山崎氏に任せて、お休みさせてもらった。
で、締め切りを過ぎてしまった原稿に追われる。
気分転換に畑に行ったら
胡瓜2本、茄子1本を収穫。
バジルがすっかり花を咲かせている。
収穫してバジルソースを作りたいけど時間が無い。
夜、ようやく原稿をメールで送り、ほっと一息。

明日の夕方には台風が来るらしいけど、
明日は静岡に行く。
帰ってこられるか、ちょっと心配。

このところで、夜になると虫も鳴き始めた。
もう秋になるんだよね。


8月23日 (火)  演歌歌手誕生?

昨日はダイアリーの書き込みに追われ、
出稿予定の原稿に手がつけられず、またのびてしまった。

今日はレコーディングで東京へ。
まずは博志さんがコーラスで参加。
続いて久しぶりに斉藤ネコ登場。
あいかわらず漂々として、不思議な空気を撒き散らしている。
この風情から出る音が好きなんだよなぁ。
夕方、もうひとつのコーラス(?)登場。
実は今回の新宿『玄海』に依頼されたCDの楽曲には、
なんと、演歌が一曲ある。
もちろん最初は演歌なんて作るつもりは無かった。
でも弥勒と試行錯誤しているうちに
演歌が出来ちゃったのだ。
新宿の花園神社のお祭りをテーマにした歌で、
タイトルもズバリ『新宿祭り』。
で、花園神社の氏子さんたちがレコーディングに参加。
今日は歌中に登場する掛け声を録音した。
何かものすごい迫力で、みんな乗り乗り。
ほんとに御神輿を担いでいるみたい。
私もつられて乗っちゃって、
あらあらどうしましょう…って感じ。
西島三重子よ、どこへ行く…?
いえいえ、これはあくまで企画ものです。
ともあれこれで私の役目はひとまず終了。
最終バスでは爆睡。
このままベッドに潜り込みたい…zzz…。



8月21日 (日)  万博道中記(3)

昨日と同じく6時半起床、7時朝食。
 いよいよ最終日。
 明け方雨が降っていたらしく、外が濡れている。
 雨が降らなきゃいいけど…。
 
 朝食後、シニアレンジャーは電車で出かけた。
 私はブラウニー、ジュニアたちとバスに乗せてもらった。
 バスの中ではリーダーさんが今日の予定や決め事を
 マイクでみんなに話す。
 リーダーさんの中にはガールにお子さんがいる人もいるけれど、
 私が見る限り、親子というよりもみんながリーダーさんの子供で
 みんなが子供たちのお母さんか先生って感じがする。
 わけ隔てなく怒ったり、誉めたり…。
 そういえば昔の町内会では近所のおばさんにも怒られたよなぁ。
 こういう関係って、ほんとはとっても大事なんだよね。
 
 今日は12時15分から本番。
 時おりスコールのような雨が降る。
 本番で振らなきゃいいけど…。
 時間があったので観覧車に乗った。
 会場全体がよく見えるけどどこもかしこも人ばかり。
 こんなに広い会場、このあとはどうなるんだろう?
 元に戻すなんて聞いたけど、そんなこと出来る分けないよね。
 市民村に一番近いロボットステーションが空いていたので
 ひとつぐらいは…のつもりで入ってみた。
 ところが案外面白い。
 いろんなロボットが見れるのだ。
 私が気に入ったのは恐竜のロボット。
 ちゃんと自分の足で歩き、けっこうリアルなのだ。
 思わず携帯カメラでパチリ、パチリ。

 本番直前、ついに雨が降り出した。
 とりあえず一回歌って様子を見ることに。
 雨が本降りになってきたので、
 大急ぎでテントの下へ移動。
 飯塚君、またてんやわんやでご苦労様。
 でも今日は岐阜のガールスカウトの方が、
 『たね蒔き運動』の参加を申し出てくださった。
 他にも子供たちの歌に感動してくださった方が
 久場リーダーに熱心に語りかけていた。
 終るころには青空が…。
 
 記念撮影をして、ここでみんなとはお別れ。
 記念のTシャツにサインをしたり、
 また一緒に歌う約束をしたり…。
 『今度は沖縄で会いましょう』と久場リーダー。
 沖縄のリーダーたちはとにかくみんな陽気だ。
 前向きで行動力があり、チャレンジ精神が旺盛だ。
 「思うことはきっと叶いますよ」と口癖のように言う。
 『きっと沖縄で会える』
 ほんとにそう思えてくる。
 大変だったけど、静岡33団のおかげで
 実りある嬉しい経験をさせてもらった。
 ありがとうございました。


ただいま〜。
いや〜疲れたぁ。
でも楽しかったし、感動もいっぱいもらった。
詳しいことは明日書くことにして、
今夜はおやすみなさい。


8月20日 (土)  万博道中記(2)

6時半起床、7時朝食。
 全員そろって食事。
 ほんとに合宿だわ。
 でもこういうのって妙に楽しいよね。
 今日はいよいよ沖縄28団が合流する。
 飛行機の関係で到着は本番ぎりぎりらしい。

 ブラウニーさんやガールたちは
 見学するのでリーダーたちとバスで一足先に会場へ。
 私はパビリオン見学はあきらめているので
 飯塚君とゆっくり会場に入ることにした。
 宿舎は車でも40分ぐらいかかる山の上。
 近くの無人駅から電車に乗り、地下鉄からリニモに乗り換え会場入り。

 市民村に行く途中、会場内のコンビニを見て唖然。
 なんとレジが長蛇の列で外まで溢れ、
 10分待ちなんてプラカードを持った人がいる。
 勿論パビリオンはそんなモンじゃない。
 で、今日も相変わらず暑いこと!
 昨日より曇っているけど湿度が高い。
 集合時間が近づき、ガールたちが戻ってきたころ、
 どこかで救急車のサイレンが…。
 誰かが熱中症で倒れたようだ。
 あとでガールたちから聞いた情報によると、
 倒れたのは場内でお客様を迎えているモリゾウで、
 着ぐるみを着たまま担架で運ばれたらしい。
 笑っちゃいけないとは思うけど
 想像するとなんだかかわいくて、
 やっぱり思わず笑っちゃうよね。

 本番直前のリハーサル中に沖縄28団が到着。
 久場リーダーの姿を発見。
 思わず駆け寄り、お互いの名を呼んで抱き合う。
 長いこと離れ離れになっていた親友に逢えたような気持ちで
 思わずというか、やっぱり涙があふれた。

 いよいよ本番。
 今日は広場ではなく、市民村のステージだ。
 沖縄28団から贈られた真っ赤な『おひさまTシャツ』を
 全員が来てステージに立つと圧巻、感無量。
 久場リーダーの手話はとってもきれい。
 なんというか動きにオーラがある。

 夜、宿舎で久場リーダーや田畑リーダーと
 『たねまき運動』のことで話が尽きない。
 それぞれの『たねまき運動』で体験した感動秘話を語り合った。
 それから同室の鈴木リーダーたちと一緒に、
 久場リーダーがつけてくださった
 「DEAR MY FRIEND」の手話をレクチャーしてもらう。
 気がつくと夜中の2時半。
 時間がいくらあっても足りない〜!
 


8月19日 (金)  万博道中記(1)

う〜ん、眠い……。
もうすぐ鈴木リーダーが迎えに来る。
天気が心配だけど…。
どのみち暑いらしい…。

行ってきま〜す!

ガールスカウトの鈴木リーダーのお迎えで
 朝6時40分、我が家を出発。
 道中、渋滞も無く順調に走る。
 車内で沖縄のガールスカウト28団との
 交流のいきさつなどを聞いた。
 途中、ちょっとウトウト…。
 気がつくと静岡県を出ていた。
 目の前に万博会場が見え始めると、その広さに驚く。
 無事、万博八草駅の近くの駐車場に到着。
 初めての『リニモ』。
 混雑のことを聞いていて、
 パビリオンを見るなど鼻からあきらめていた私は、
 何の予約もせず勉強不足のままで、この言葉も始めて知った。
 
 それにしても噂どおり凄い人。
 もうすでにこの駅から混んでいる。
 北ゲート近くの万博会場駅には名古屋方面から来た人も合流するので
 さらにものすごい人の数になる。
 飯塚君と待ち合わせた11時よりだいぶ前に到着。
 とりあえずゲートの列に並んだ。
 テロ問題などもあって、入り口はチェックが厳しい。
 ペットボトルも持ち込めない。
 慌てて入り口で飲んでいる人もいる。
 ゲートでチェックを受けているとき、
 飯塚君が予定どおり到着、合流。
 
 いやはや、万博会場は暑いと聞いていたけど、予想以上。
 御殿場人にはキツイ。
  
 ガールスカウトの会場は『地球市民村』で、
 NPOやNGOの団体が参加しているゾーンだ。
 万博会場の端にあり、一番空いていると言われている場所。
 でもおかげでトイレや食事に苦労することは無い。
 ガールスカウトのパビリオン名が『元気の種館』。
 偶然にも『おひさまのたね』と重なり、33団の熱意で企画が通り、
 3日間、ガールの子供たちと「おひさまのたね」を歌うことになった。
 バスで御殿場を発ったガールたちも到着。
 始めは広場の脇のテントの横で歌うことになっていたけど、
 あまりの暑さに急遽テントの中でやることになり、
 みんなで中のテーブルを運び出したり、イスを並べたり。
 PA担当の飯塚君は突然の機材の移動に一人で大忙し。

 開始前、ファンクラブの黒木さん突然現る。
 黒木さんはスペインのマヨルカ島のオーケストラで
 ヴィオラを弾いているんだけど、夏休みで帰国中。
 「おひさまのたね」をスペイン語にすると頑張っている。

 30分のステージを2回やったけど、
 日陰に移動しても日を避けただけで暑さは変わらない。
 Tシャツの中で汗が流れ落ちるのが分かる。
 汗が目にまで入りそうになり拭うことも出来ずに困った。
 あまりの暑さに倒れるガールもいたけど、
 みんな最後まで元気にやってくれた。

 夜は友人でイラストレーターの長谷川ゆうじさんと
 久しぶりに会って食事をする約束。
 早めに着いたので待ち合わせ前に入った喫茶店で
 出されたおしぼりで顔は勿論のこと、腕や首まで拭いた。
 これじゃオヤジだよね。
 でもオヤジといわれようがオバタリアンと言われようが、
 我慢できない緊急事態だからいいよね。
 「どこかに銭湯が無いですかね…」
 と飯塚君が本気で言うほどだった。
 トイレでTシャツを着替え、サッパリ。

 長谷川さんが案内してくれたイタリアンレストランで3人で食事。
 飯塚君は電話やメールでは話していたけど、
 会うのは初めてだったんだって!
 積もる話に花が咲き、情報交換。
 すっかりご馳走になってしまった。
 お礼に帰ったら御殿場のお茶でも送ろう。

 宿舎に着いて大きなお風呂に入って手足を伸ばし…、
 これが至福の時だよね。
 日本人でよかったぁ…と思うひととき。
 後から帰ってきた同室のリーダーさんたちと
 夜中の1時半まで話し込んでしまった。
 まるで学校の合宿のようで楽しかった。
 明かりを消すとあっという間に夢の中だった。


8月18日 (木)  今日のできこと

レコーディングの為東京へ。
恵比寿にあるスタジオで、
早めに着いたのでちょっと街を散策。

いろんな店があるけど、何だか静かだし、
「やっていけるのかしら…?」って感じ。

今日は楽器のダビングだから
私は聴いているほうなので楽。
ピアノ、篠笛、フリューゲル、マンドリン、鳴り物など、
てんこ盛り。
『玄海』の落合社長も途中で顔を見せて、
デモ音との差に驚いていた。
8時過ぎ、バスの時間があるので
一人鳴り物をダビングしている融くんを残して、
私はお先に失礼した。

帰り道、恵比寿の街の変わりようにびっくり。
どこから集まったのか、
どの店も若者でいっぱい。
う〜ん、やっぱ東京だわ。

御殿場に着いてバスを降りると
風が涼しい。
もう秋の香りがする。

家に帰るとガールスカウトの鈴木リーダーから
帽子が届けられていた。
何かリーダーになった気分。
明日は朝が早い。
名古屋は暑そうだけど、
明日から「たね蒔き運動」頑張るぞ!



8月17日 (水)  誕生日のミステリー?

Happy Birthday to Me〜!!
な〜んてもう嬉しい年でもないけど、
今は亡き父母に、
この世に送りだしてくれたことに感謝。
昨日のラジオのおかげで事務所にもお祝いメールが来た。
BBSにもお祝いと励ましの言葉をいただき、
皆様、ありがとうございました。

明日はレコーディングで東京へ行くので
明後日の仕度を今日のうちにすることにした。
でももう一日あると思うと何かピンと来ない。
思うように手が進まない。
とりあえず必要そうなものをかき集めたら
山のようになってしまった。
あ〜あ。

お誕生日なので、夕飯は『味膳』にうなぎを食べに行った。
板さんの富田くんに頼むと、
白焼きとタレ焼きを半々で作ってくれる。
これが美味しいんだよね。

帰ってからお風呂にお湯を入れようと思ってお風呂場に行ったら、
なんとフタの上にビッキが……。
とりあえず手を冷やしてビッキをつかみ、
外へ出て事務所の窓辺に放したけど、
いったいどこから入ってきたんだろう?
ワープしてきたとしか思えない。
お風呂場に戻ると、もう一匹、
網戸の外の窓格子にとまってこっちを見ている。
まさか…網戸をすり抜けたんじゃないよね…。
な〜んて、これってミステリー??


8月16日 (火)  バースディ・イヴ

早めのバスで東京へ。
池尻大橋で降りてランチを取ろうと店に入り、
ウェイトレスさんが注文を取りにきたところで
グラグラッと来た。
地震だ!
店内のペンダントライトが振り子のように揺れる。
店のオーナーが慌ててガスを止め、
怯えるウェイトレスさんをなだめながら
ラジオのスイッチを入れた。
私は携帯で家に連絡して地震情報を聞いた。
震度5強、宮城県とのこと。
ラジオからも情報が流れ始めた。
東京でも震度4とのこと。
何か、昨日のダイアリーを思い出してしまった。
図らずも予言したことになる。

ニッポン放送の中継は私の所属会社の
『アオイスタジオ』の6スタから行われることになっている。
会社の事務所に行くと、生放送ということで心配なのか、
総務の方たちや社長までが代わる代わる顔を出す。
親心というか、なんか嬉しいよね。

2時ごろから打ち合わせを始めて、
音合わせや電波チェックも済んで、いよいよ本番。
打ち合わせは長かったけど
本番はあっという間の6分間だった。
『おひさまのたね』のことももっと話したかったけど、
今日のテーマは『池上線』だったから仕方ないよね。

終ってから事務所に戻り、河野さんと話していたら
突然事務所の明かりが消えた。
「ハッピーバースディ・トゥー・ユー…」
とみんなの歌声の中、
萩ちゃんが蝋燭に火の灯ったバースディ・ケーキを持ってきた。
番組の中で明日がお誕生日と言っていたので
みんなで相談して買いに走ってくれたのだ。
みなさん! ありがとうございました!
最高のバースディ・イヴでした。


8月15日 (月)  お昼寝

天気が悪いという予報だったのに
朝から天気。
目覚ましが鳴る前にヤマガラの声に起こされる。
今日はゆっくりのんびりデーを決め込む。

午後、ちょっとお昼寝。
扇風機が気持ちいい。
そういえば子供のころは扇風機をかけて
蚊帳の中でお昼寝したよなぁ…。
東京でもエアコンなんて無くても生活できたのに、
電化されて、アスファルトで埋め尽くされて、
ヒートアイランド現象が起きて…。
もう、戻れないんだよね。

明日は東京へ行く。
ニッポン放送『テリー伊藤のってけラジオ』のゲスト。
3時過ぎの生放送で『池上線』を歌うんだって…。
遅れると困るので早めのバスのチケットを買った。

夜、テレビのニュースで東京が大雨との情報。
雷も凄いらしい。
地震の前は雷が多いなんて聞いたけど、
明日は東京だし、ちょっと不安?

結局、御殿場には雨は降らなかった。




8月14日 (日)  迷酔記

東京から下の弟夫婦が遊びに来た。
弟はゴルフ関係のライターをしていて
箱根のゴルフ場に仕事の打ち合わせがあるといって、
義妹を置いて出かけていった。
夕方、仙石原の温泉で落ち合うことにした。
義妹はビッキをみて面白がっている。
家でパスタとピザを作った。
パスタソースにワインを入れ忘れ、
後から入れたらアルコール分が残っていて、
私は食べているうちに顔が火照りだし、
気分が悪くなってしまった。
こんな程度のアルコールでも具合が悪くなるんだから
困ったもんだ。
せめてワインぐらい、カッコよく飲めたらいいのにね。

気分が回復してからアウトレットへ。
あまりの人の多さにびっくり。
敷地内の橋を渡るのにも人の波を掻き分けるようだ。
今日は天気もすこぶるいいし、日曜だし、
いろんなことが重なっての賑わいだ。
こんどは人に酔ってしまいそう…。

でもアウトレットもこれだけ来ていると
行く店がだいたい決まってくる。
二人でいろいろ見て歩いていたら
弟から仕事が終ったとの電話。
家に戻り、仕度をして温泉へ。
大涌谷の源泉を引く白濁した湯の露天風呂に
たっぷり浸かって命の洗濯。
いや〜、極楽極楽。

箱根から下る道すがら、
富士山を上る人の持つ明かりの列が見えた。
山頂は曇がかかっている。
明日は大雨の予報もあるからちょっと心配だね。
明日の朝、御来光が見れるといいけど…。


8月13日 (土)  空気枕

連日の東京。
渋滞を見越して早めに出て行ったけど
思ったより早く着いた。
で、東急ハンズに寄り道。
旅行用の空気枕を購入するためだ。

思うに、
時々首がおかしくなるのは目のせいだけじゃなく、
長時間バスに揺られて居眠りをしてしまうことにも
要因があるのではないだろうか…。

行ってみると、実にたくさんの種類が出ている。
頭の枕だけでなく、ドライバー用の腰枕や、
パソコン用のクッションまである。
みんな欲しくなっちゃったけど、
とりあえずは首を支える枕だけにした。
いろいろ見本を見て試した結果、
U字型の肌触りの良いタオル地のカバーのついたものに決定。
これなら多少汗をかいても大丈夫だろう。

本日のレコーディング無事終了。
帰りのバスに乗り込む。
バスが発車してから周りの人を見ると、
みんな不自然な格好で寝ている。
早速枕を取り出し、空気を入れ、使ってみる。
うん、なかなかいい。
目覚めも快適。
これは高速バスで流行るかも…?



8月12日 (金)  国際化?

朝、バス停に行ったらチケットが売り切れていた。
補助席もバスが来て見ないと残席を確認できないという。
高速もかなり渋滞しているらしい。
夏休みだし、そろそろお盆も近い。
これからはちゃんと情報を見ておかないと、
仕事に支障を来たすかも…。
仕方ないので今日は電車で東京へ行くことにした。
電車の場合、寝過ごさないようにしないといけない。
でも到着寸前ってけっこう睡魔が襲うんだよね。

御殿場線で松田まで出て小田急線に乗り換える。
今日は仕事の前に美容院を予約しておいたので、
時間が心配だった。
でも何とかギリギリセーフ。
伸びすぎた髪をカットしてさっぱりした。

今日の東京は気温は高くなかったけど、
昨夜の雨を引きずって蒸し暑い。
こんなときに限って着替えを忘れてきた。

取材を終えて事務所に戻りメールチェックをしていると、
突然ファンクラブの黒木さんが、
夏休みでスペインから帰国してきたと言って訪ねてきた。
なんとスペイン語とカタルーニャ語の「おひさまのたね」を引っさげて…。
フランス語に英語にスペイン語にカタルーニャ語…。
何か「おひさまのたね」も国際的になってきたなぁ。
でも誰が歌うんだろう…?
え? 私?



8月11日 (木)  日記

8月10日(水)

 福岡の春日でばんばさんとのジョイントコンサート。
 前半は私のステージ。
 今回はピアノの塩入くんと二人だけ。
 「AZAMI」はアコーディオンとの掛け合いなので、
 この一曲だけのためにアコーディオンを持ってきてもらった。
 塩入くんの演奏は歌詞を一言一言拾うように
 詞のイメージの世界を広げてくれるので
 歌と会話するようでとても心地いい。
 その心地よさが、観客の皆さんにも
 伝わったような気がして嬉しかった。
 うん、今夜はいいステージが出来たと思う。

 ばんばさんのステージは底抜けに明るい。
 聴いていて思わず体が揺れる。
 私が『静』ならばばんばさんは『動』。
 まったく違う二人のステージだから
 観た人はきっと楽しかったと思う。

 最後は客席の皆さんも一緒に
 『戦争を知らない子供たち』と
 『あの素晴らしい愛をもう一度』を大合唱。
 一気に青春に戻った。

 打ち上げを終えてホテルに行ったら
 テレビで世界陸上をやっていた。
 まだステージの余韻が残っていて眠れそうに無かったので
 そのまま見てしまった。


8月11日(木)

 予定より早い便で東京へ。
 そのままスタジオ入り。
 すでにみんな集まっていた。
 今回『玄海』のCDに入るのは
 『プレゼント』を含め3曲。
 みんなタイプが違うのでちょっと面白い。
 融くんも力が入っている。
 市販できなくて『ゴメン』である。
 でも次のアルバムには何とか…?
 明日はお教室と取材で東京なのに、
 明後日も『歌いれ』をすることになった。
 今月ばっかりなんでこんなに忙しいんだろう。
 原稿の締め切るもあるし、
 弥勒は新しい詞を持ってきたし、
 恒例の『初秋見舞い』のことも考えなくちゃならないし…。
 何だかやることがてんこ盛りなのに
 これじゃあ夏が終ってしまう〜。

 そういえば窓に張り付いたビッキが
 いつの間にか大きくなってる。
 




8月10日 (水)  行ってきます!

明け方、肌寒くて目が覚める。
同時にひぐらしが目覚ましのように鳴き始めた。
5時少し前。
今日はこれから福岡へ。

明日は東京に戻ったら
そのままレコーディング。
今月はちょっと忙しい。
鳥たちの餌も入れて、
あとは…
ビッキ、お留守番よろしく!


8月9日 (火)  ビッキの潜在能力

明日は福岡でばんばさんとジョイント・コンサート。
今日はその準備に追われる。
御殿場から羽田までは高速バスが出ている。
6時40分の駅前を出て、
順調にいけば9時には着く。
フライトは10時半だから十分なはず。

裏の部屋で準備をしていたら
今日は結構鳥たちが来ている。
ヤマガラ親子もシジュウカラも来ていた。
案の定、午後、夕立があった。
こんな日は虫もたくさん出る。

夜、お風呂上りに夕涼みに外へ出て窓を見たら、
久しぶりにデカビッキが張りついていた。
チビビッキのそばに
チビビッキと同じくくらいの大きさの蛾がいたので
デカビッキにあげようと思って割り箸で挟もうとしたら
チビビッキの方へ逃げていった。
「あ〜ぁ、失敗!」と思っていたら
なんとチビビッキが食いついた。
目の前に来た蛾の頭をぱくり!
でも蛾が大きいので、まだ羽が口からこぼれてる。
足で踏ん張りながら必死に両手で掻き込む。
それでもまだ入りきらない。
いつもならこんなときは、じっとしていて、
口の中で少しずつ消化されるのを待つのだけれど、
今日のビッキは違った。
チビビッキは蛾を銜えたまま窓の淵まで歩いて行き
窓の淵に口からはみ出した蛾の羽先を押し付けるようにして
口の中に押し込んだのだ。
凄い! これってもしかして道具を使ったってこと?
恐るべし、ビッキの潜在能力!




8月8日 (月)  私は怒ってるぞ!

新宿の『玄海』の依頼で制作する
CDのレコーディングのため東京へ。
久しぶりにスタジオ詰めで疲れた。
でも一番大変だったのは融くんだったよね。

その間にスペースシャトルの帰還が延期になり、
日本の政治は大きく動いたらしい。
衆院解散だって?
国会議員は政治より選挙が大事なの?
日本の政治は国民の方を向いてないよね。
国会議員って国民の代表なんだから、
国民の声をもっと聞いてほしいよね。
解決してほしい問題や法案は沢山あるのに、
肝心なことはみんな先送りの責任逃れ。
苦しんでるのは一般国民だけじゃん。
年金問題も、道路公団も、拉致問題も、アスベスト問題も、
何一つ解決しようとしてない!
私は怒ってるぞ!
なんでみんな怒らないんだろう?
いっそ法案を国民投票にして!


8月7日 (日)  蟻と尺取虫

質問の回答。
 私がなんでビッキを知っているかというと、
 私が中学生ぐらいの頃だったと思うけど、
 少女マンガに『すきすきビッキ先生』って言うのがあったんだよね。
 東北の田舎から東京に出てきた新米の男先生。
 東北弁丸出しの生物の先生に付いたあだ名が『ビッキ先生』。
 ということで知っていたわけです。

久しぶりに草むしりをしていたら尺取虫の幼虫発見。
コスモスの葉から落ちてアタフタしていたら
なんと蟻が襲い始めた。
尺取虫の幼虫は身をよじらせて払おうとするけど、
蟻の仲間が集まってきてみんなで襲い始めた。
アフリカの蟻で動物を襲う蟻がいるのは知ってたけど、
まさかそこらの蟻が虫とはいえ、
生きているものを襲うとは思わなかった。
園芸用の手袋をしていたので
指の先でそっと救い上げてあげたけど
まだ蟻が一匹果敢に攻めている。
蟻を指で払い落として、
雑草の葉の上に置いてあげたけどすでに遅し。
幼虫は葉に縋る元気も失せていて
草むらに落ちて見えなくなってしまった。
またひとつ、自然界の厳しい現実を見てしまった。



8月6日 (土)  薪能へ

午前中、功ちゃんが来て、
エアコンの付け替え工事着工。

功ちゃんからアスベストに関する訂正があった。
アスベストには種類があるようで、
石綿もやっぱりアスベストの一種なんだって。
でも毒性は少ないらしい。
やはり古い蚊取り器には使われていたようだ。
このところ、あちこち出かけるたびに天井を見てしまう。
これって、やっぱり国の責任だよなぁ。
小泉さん、何とかして!

夕方から河口湖の浅間神社の薪能へ。
私の最高齢の友人で、小鼓の鵜沢さんが出演する。
去年は雨で会場が変更になったけど、
今年は予定通り富士浅間神社の神楽殿で行われた。
今年の演目は能が「羽衣」と「安宅」、
狂言が「成上がり」だった。
まずは静かで伝統的な梅若六郎・室生閑の「羽衣」。
梅若さんの和合の舞もきれいだったけど、
小鼓を打ちながら入れる鵜沢さんの合いの手の声が
実に品があってかっこよかったな。
そして野村萬斎が太郎冠者を演じる狂言「成あがり」。
言葉のやり取りがとっても面白かった。
休憩があって気がつくとあたりは暗くなっていた。
雰囲気が整ったところで最後の演目。
「羽衣」とは対照的にとっても迫力があった。
こうやって自然の中で日本の伝統芸能に触れるのもいいよね。


8月5日 (金)  水が大事

連日の東京。
気温よりも遥かに高く感じる暑さ。
このところ東京へ行く時に必ず持っていくものがある。
ペットボトルに入れた我が家の水と
おしぼりと着替えのTシャツだ。
このところの暑さは酷暑という言葉がピッタリだよね。
こんなときは水分をしっかり取って
ちゃんといい汗をかくことが
夏バテ予防になるってテレビの番組で言っていた。
暑いからってついついエアコンをきかせて、
冷たいお茶やジュースやコーヒーを飲んでしまうけど、
人間の体が欲しているのはただの「水」なんだって。
考えてみたら子供の頃って、もっと水を飲んだよね。
だから今年の夏は水をたくさん飲むようにしている。
水を飲むように心がけていたら、
他の冷たい飲み物が飲みたくなくなってきたから不思議だ。
体のために本当に必要なものを
見直さなくちゃいけないのかもしれない。
そういう年…頃…?
え? もうすぐ誕生日じゃん…。
幾つになるんだっけ…。
忘れたい…、忘れよう…、忘れた!?


8月4日 (木)  素敵な親子

福岡の春日町で行われる、
ばんばさんとのジョイントコンサートのリハと
デモテープ作りのため東京へ。
今週は東京へ行く予定が多い。
いっそ東京の姉の家に泊まろうかとも思うけど、
夜の東京の寝苦しさを思いだすと
やっぱり御殿場に帰る方を選んでしまう。

今日はとても素敵な親子に出逢った。
池尻大橋の駅で電車を待っているとき、ベンチで隣り合わせた親子だ。
4歳くらいの男の子と2歳になるかならないかの男の子を連れたお母さん。
お母さんはとてもセンスのいい美人。
子供たちもかわいい。
お兄ちゃんは頭にキムタクがするようにタオルを被っていた。
「ここは『いけじりおおはし』っていうんだね」
「ぱすねっと」
と、端からひらがなとカタカナで書かれた言葉を読んでいく。
思わず私は「お、すごい!」と心で呟く。
興味が湧いて何気に親子の会話に耳を傾けた。
お母さんがポットから冷たいお茶を出すと、
お兄ちゃんは、ちゃんと弟にも分けてあげる。
お兄ちゃんが何だか買ってほしいものがあると言うと、
「お金を渡すから自分で買いなさい。おつりはあげるからね」
とお母さんが言う。
凄い!こんな小さな子に金銭感覚を教えている。
電車がホームに入るというアナウンスに立ち上がっても
「黄色い線からでちゃいけないんだよ」
と言って、線の前で立ち止まる。
「ちゃんと足元を見て乗るのよ」とお母さん。
私は先に乗って思わず空いている席に座ってしまったけど、
親子に気がついて席を譲ると、お母さんは遠慮した。
「じゃあ、僕は?」というと
「ぼくはいいの」と言う。
再度、弟を抱いているお母さんにすすめると
丁寧にお礼を言ってやっと座ってくれた。
でも次の渋谷で向かいの席が空いて私は座ることが出来た。
そのおかあさんは私より一駅前で降りるとき、
離れた席にいる私にわざわざお礼を言ってくれた。
何だかとっても嬉しかった。
こんなしっかりしたお母さんだから
あんないい子が出来たんだなぁ…と思った。
あのまま育って欲しいなぁ。
でもあのお母さんなら大丈夫だよね。



8月3日 (水)  グループ展と試写会へ

大学時代の友人・江波戸郭子さんの参加する
グループ展『FIESTA DE SUMMER』と
映画『Life on the Longboard』試写会のため銀座へ。

カッコさんは私が和光大学に在籍していた時のゼミ仲間。
とてもユニークで面白い作品を作る。
時々頭の中を覗いてみたくなる。
会場のギャラリー『幽玄』もとても面白い作りをしていて、
その中で10人の様々なジャンルの作家たちが競演している。
去年はカッコさんの作品とビーズアクセサリーを買ったけど、
今年は陶器で気に入ったのがあったので買った。
一緒にお昼を食べながら積もる話をしてから試写会へ。

映画は大杉漣さん主演の『Life on the Longboard』。
この映画の中で大杉さんが
『マタドール』の洋服を着てくださっている。

55歳で定年退職したサラリーマンが
亡き妻との約束を思い出して種子島へ行きサーフィンを始める。
会社社会、親子関係、夫婦関係…。
現代の抱える様々な問題を織り交ぜながら
中年男性が本当の自分らしい人生を見つける話だ。
会社人間から本当の自分らしさを取り戻していく男を
大杉さんが好演している。
見た後、何だかホッとするというか、嬉しくなる映画だった。
こんなことがあってもいいよな…って思った。

それにしても今日の東京は暑かったぁ!




8月2日 (火)  親離れ

裏庭でヤマガラがジージーと鳴いている。
窓越しにのぞくと、
ヤマガラの子供が一羽で来ていた。
お母さんでも捜しているみたい。
餌場の枝を渡り歩いては、
辺りを見ながらジージーと鳴いている。
やがてあきらめた様に餌場に入り、
一人でひまわりの種を食べていた。
コンコンと種を割る音も心なしか淋しそう。
何だか切ないな。
まだ羽も揃っていないのに健気だよね。
お母さんは親離れするように突き放したのかしら…?
でも、きっとどこかで見守っているよね。
こういう姿を見せられると、
自分も頑張らなきゃって思うよね。

午後、突然の雨。
でもすぐに止んでしまった。
おかげで夕方庭に水を撒かずにすんだ。

夕方、バジルと茄子を収穫。
胡瓜はまだちょっと早い。
明日は大学の時の友人のグループ展に行くので
今夜バジルソースを作って
お土産に持っていこう!


8月1日 (月)  ビッキ、網戸に苦戦

早起きしたら、ヤマガラの親子が餌場に来ていた。
おもわずニンマリ。
早起きは三文の徳。

東京での打ち合わせを終えて帰ってきたら、
ビッキたちがちょうどご出勤。
一匹がガラス窓ではなく、網戸を上っている。
ところが網戸は手足がガラスのように張り付かないので
上手く上れず四苦八苦。
ずり落ちそうになりながらも必死でしがみついて上っている。
苦労しているビッキには悪いけど、
その仕草がものすご〜くかわいい!
一歩一歩引っかかりながらも
ようやく窓の桟に到着。
そういえばビッキたちも大きくなってきたなぁ。
チビ痩せガエルが成長して、
いつの間にかお腹も出てきている。
日々の少しずつの変化って見逃しがち。
大事なものを見逃さないように気をつけよう。


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