3月30日 (日)  友人の追悼展とターシャ展

日本橋の三越に友人で人形作家だった「菊池恵美子」さんの
追悼展を見に当時のクラスメートたちと行きました。
彼女は中学校からの友人で、一緒に油絵を描いていた仲間です。
卒業後、与勇輝氏の門を叩き、人形作家の道を歩みましたが、
昨年の秋、他界しました。

中学の頃から見ていた彼女は
常に自分自身の内面と向き合っていたような気がします。
17歳になった夏の登校日のこと、
窓辺に座ってぼんやり外を眺めている彼女に
「どうしたの?」と声をかけたら
「私、17歳になっちゃったの…」
と言って涙をポロリと零して
照れくさそうに笑った彼女の姿が
今でも強く記憶に残っています。
数日しか誕生日の違わない彼女と私でしたが
私はそんな風には思わなかったので
彼女の感受性の強さを痛感した出来事でした。

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 恵美子さんの作品たち。
 生前から企画していた個展だからでしょうか、
 作品には追悼展にも関わらず値段がついていました。
 これでもう彼女の人形たちとはお別れです。

Photo-2
 恵美子さんの作品たち。
 下段の左「忘れな草」、下段の右「チベット」
 と題された二つの作品が私は好きです。 
 すでに売約済みになっていました。
 (どのみち私には手が出ません)


追悼展のあと、皆で昼食を共にし、
しばし恵美子さんを偲んで話しをしました。
早くに亡くなられるとやはり思いが残ります。


その後、銀座の松屋へ。
ターシャ・テューダー展が明日までなのです。
友人からチケットをもらっていたので
ターシャを敬愛するガーデニングの好きな友人も誘って行きました。
会場ではターシャの生活用品や、作品が展示され、
映像などでの解説コーナーもありました。
92歳で未だに現役のガーデナーであり、絵本作家であり、
昔ながらの生活を全うしている姿は
現代の若い女性たちを大いに刺激しているようです。

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 ターシャの庭には遠く及びませんが
 我が家にも花が咲き始め、春を告げています。
 

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