5月10日 (木)  『昼は雲の柱』

SBS学苑の歌謡レッスンのため静岡へ。
今日はバスで行きました。
ファンのmonchanさんからいただいた石黒耀氏著の
『昼は雲の柱』を読みきるためです。
富士山にまつわる歴史と神話、そして噴火の壮大なストーリーです。
この手の話は読み始めると仕事が手につかなくなるので
読みはじめる機会を狙っていました。
で、ここ半月の間にようやく読めました。
ただ静岡や東京へ行くバスの中や
寝る前に数ページずつ読んでいたのでスピードが遅いです。
1/3ほど残っていたのですが、
今日で何とか読みきれそうだったのです。

行きのバスではいつも盲導犬を連れた女性が
途中から乗り込みます。
彼女はいつも小さな声で何か歌を口ずさんでいます。
彼女は私とは通路を挟んだ隣に座りました。
盲導犬を見るたびに私はアリーナを思い出します。
アリーナは友人でイラストレーターの
エム・ナマエさんの盲導犬でしたが去年亡くなりました。
このワンちゃんはあと何年この女性といられるんだろう…。
そんなことを考えてしまいます。

バスの後部座席では
東京から乗って来ていた中高年の男性グループが
お酒を飲んで盛り上がっています。
どうもあまり本を読む環境ではありませんでした。


授業を終えて外へ出ると、ものすごい雨でした。
雷まで鳴っています。
幸いお教室は駅ビルの中にあり、
JRのバス停は駅ビルの前なので濡れずにすみます。

帰りのバスでは何とか読みきろうと乗り込みましたが、
走り出したとたんにゴマ煎餅の匂いが…。
しばらくすると柑橘類の匂いが…。
小説はクライマックス…。
わが御殿場市の危機の真っ最中。

それでも何とか読みきりました。

とっても面白かったけど、
御殿場市に住む者にはちょっと酷な話です。
でも読んだ方がいいです。
これは日本中、どこででも起こりえる話だからです。
Monchanさん、ありがとうございました。

小説と現実が入り乱れて、ちょっと暗い気分になったので、
安らぎを求めてタマジに会いに行きました。

Photo-1
 子供たちを外へ出してもタマジは平気になりました。 
 というより子供たちを咥えて行こうとせず、
 自分だけさっさと産屋に戻ってしまいました。

Photo-2
 残った子供たち。
 大丈夫です。
 ちゃんと元に戻しました。 


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