4月12日 (水)  ガビチョウ

今日は茂原のライヴのリハーサル。
私用があって予定より早いバスに乗ることになった。

早起きすると、いつもと違う鳥の声が聞ける。
クロツグミの声に窓のカーテンをそっと開けて見る。
よく聴くと、ちょっといつもと感じが違う。
クロツグミとは別に、似た鳴き方をしている鳥がいる。
しばらく様子を見ながら目を慣らす。
野鳥観察をする時は目を慣らすのが大事だ。
野鳥は色や模様などが、
自然の中に溶け込みやすいように出来ているのだ。
それに慣れて来ると、鳥を見つけやすくなる。

目が慣れてくると、木陰に動く鳥が見えた。
餌場の下に下りてきたのを見ると、ガビチョウだった。
目の端にも動くものを見つけて見ると別のガビチョウだった。
ガビチョウは中国からの外来種なので野鳥図鑑には載っていない。
鳴き声がきれいなのと、他の鳥の鳴きまねをするのが面白がられ、
輸入されたのが逃げてか、捨てられてかして、
繁殖してしまったのだという。
赤茶けた体に目元にクレオパトラのような白いアイラインがある。
体長は24〜25センチ。
ホッピング歩行をするけど、歩幅がちょっと大きいので面白い。
シジュウカラやヤマガラが落葉の上に落としたひまわりの種を
食べようとしているようだけど、上手く突けず、
足で叩くような仕草をしている。
なんとも滑稽な(失礼!)感じだ。

早起きしたのでバスの中では爆睡。
起きられなくてもがいている夢を見る。
この状態、金縛りに似ている。
実際、新宿に着く寸前、そんな状態だった。
バスを降りてもしばし呆然。

私用を済ませ、明日のSBS学苑で使うCDを買い、
リハのスタジオのある赤坂へ。
予定よりも早く終わったので、
融くんと飯塚くんと、3人でコンサートの打ち合わせ。
全体の流れを決めてから、おおまかな選曲。
こうなってくると、急に現実味を帯びてくる。
その前にもやることはいっぱいあるんだけど…。
帰りのバスも爆睡。
持ち歩いていた本は10ページも読めなかった。