2月15日 (水)  清水町南小学校のおひさまたち

清水町立南小学校へ。
毎朝、校内でこの歌を流し、
全校生徒で歌ってくれている。
私のHPから手話の解説書も取り寄せて
みんなで覚えてくれているという。

学校へ着くと清水町の教育委員会の高橋さんが来てくださっていた。
以前、清水町の依頼で講演した時にもお世話になった。
その時の講演会に、南小学校の校長先生がいらしていて、
今回の講演会のお話をいただいたのだった。
ただ、今回は話す相手が子供たち。
わかりやすく上手く話せるか心配…。
場所は学校の体育館。
始まる前に開場を見に行く。
演台は壇上ではなく子供たちと同じ高さ。
どういう風に子供たちを座らせたらいいかと訊かれ、
なるべく近くにしてもらった。

体育館に集まった子供たちは1000人近かった。
みんな黄色い座布団を持っていて、
(多分、災害時にはこれを頭に被るんだと思う)
膝を抱えて座っていた。
話の構成とかいろいろ考えていたんだけど、
子供たちの前に立って子供たちの目を見たら
みんな吹っ飛んでしまった。
もう思いつくまま素直に話すことにした。
とりとめのない私の話を、
みんなどんなふうに受け止めてくれただろう…?

子供たちに
「おひさまのたねってどんな種だと思いますか?」
と訊くとみんな様々な答えを返してくれた。
「げんきなたね」「あったかい」「優しい心」…。
それぞれに受け止めてくれているみたいで嬉しかった。
お話を終えて、手話の説明をして、
みんなと「おひさまのたね」を歌う。
始めはお行儀よく歌っていたけど
サビのところにくるとパワーアップ。
高学年の子供たちは手話を恥ずかしがるけど、
(恥ずかしがる時期も大事なんだよね)
低学年の子供たちはその分、元気いっぱいやってくれた。
体育館いっぱいにおひさまのたねが流れ、感無量。
この歌を歌うと不思議と優しい気持ちになれる。
「おひさまのたね」を「優しい気持ち」って答えた子は
歌っていて同じように感じてくれたのかもしれないね。
南小学校の子供たちが、
どんなおひさまになるか、見守りたいな。