12月21日 (木)  カワラヒワのヒイちゃん



家の中の片付けというのは
なかなかそう簡単に進むモンじゃありません。

片付ける為に結局新しい棚を買ったり、
場所が空けばまた何か入れてしまう。

古い棚や引き出しには
何が入っているのかさえ忘れてしまう有様。
そうなるともう開けるのが恐くなります。

捨てようと思っていても、見てるうちに
まだ使えそう…なんて、また仕舞いこんでしまう。

古いビデオも何が入っているのかわからなくなり、
結局そのまんま。
未だに「見ていない」ということは、
きっと「もう見ない」ということなのです。
わかっていても捨てられないで、未練だけが空回り。


買い物に行く途中、みっちゃんさんの家に寄りました。
おひさまグッズを届けに行ったのです。
お宅へお邪魔してしばし歓談。
この暮れで、みっちゃんさんも同じ悩みを抱えてました。


そこへ行くと野鳥は違います。
身一つで飛び回り、
餌があればやってきて、
無きゃ無いで他へ行く。
大したモンです。
あの潔さ、見習いたいものです。


久しぶりにカワラヒワのヒイちゃんが来ました。
カワラヒワは集団で来ることが多いのですが、
ヒイちゃんはいつもひとりなのですぐわかります。


ヤマガラたちは一つずつ他の場所に餌を運んで
小枝と足の間に餌をはさみ、殻を突いて食べますが、
カワラヒワはその場で餌を食べます。
ヤマガラたちのように口ばしで突いて割るのではなく、
口に挟んでモゴモゴやって殻を割ります。
だからカワラヒワが食べた後の餌場は
殻でいっぱいになります。


以前、第二餌場の青い屋根の上に、
いつもひまわりの種の殻が
いくつか行儀よく置いてあるのを見つけて
不思議に思っていました。


ある日、一羽のカワラヒワが
青い屋根の上にいるのを見つけました。

よく見るとカワラヒワは餌を一つずつ屋根の上に運んでは
モゴモゴ食べているのです。
その行動の可笑しいこと!

屋根の中に入る前に、必ず周りを見て、
餌をとると青い屋根の向こうからひょいと顔を出して
反対側の我が家の中の様子を窺います。
それから青い屋根のアーチの端に乗り、
少しずつ移動して真ん中に立ちます。
それから餌を一度屋根の上に置き、
おもむろに咥えてモゴモゴ食べ始めます。
これを繰り返すので、
屋根の上にはいつも殻が乗っていたのです。

ちょっと前の写真ですが(Photo-2)
携帯で部屋の中から撮ったヒイちゃんです。
携帯で撮ったのでボケボケですが、
状況は見えると思います。

以来、ヒイちゃんと名づけ、見守ってきました。
ヒイちゃんは口ばしがピンク色っぽいので
たぶん女の子です。

この夏に、ヒイちゃんは彼氏を連れてきました。
それからしばらく青い屋根の上に殻が無くなり、
姿を見なくなりました。


そのヒイちゃんがひとりで第一餌場に来ている姿を
久しぶりに見ました。(photo-2)


ヒイちゃんの写真を撮っていたら
その奥の木に、シロハラが止まっていました。(Photo-3)
いつもは地面をホッピング歩行しながら
枯葉をブンブン投げては餌を探していますが、
木の上のシロハラを見るのは
これまた久しぶりでした。

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