11月15日 (火)  忍野村の休日

休日を決め込んで山梨県の忍野村へ行った。
目的は以前から訪ねたいと思っていた
忍野に住む陶芸作家の松田富弥・百合子夫妻のお宅。
2年前に偶然入った塩山市のお店「古壷」で
奥様の百合子さんの作品に触れて感動し、
そこで作品の載った雑誌も見せていただいた。
形や色、その発想の豊かさと面白さに魅かれた。
ご主人も陶芸家で、忍野村に住んでいらっしゃると聞き、
お二人の他の作品も見せていただきたくて、
ずっと訪ねたいと思っていたのだけれど
海外に出られていることも多いということで、
なかなか連絡が取れなかった。

今朝、思い切ってお電話したら運よく通じたのだ。
事情を話すと、快く受け入れてくださった。

138号線で山越えすれば30分ほどの距離。
紅葉真っ盛りの中、車を走らせた。
ちょっと迷ったけど、電話で誘導していただき無事到着。
雑木林の中の閑静なお宅だった。
お宅の前で百合子さんが出迎えてくださった。

すでに入り口から落ち葉に埋もれるように
たくさんのオブジェが無造作に置かれている。
(いいなぁ、この風情…)
中に入ると、土間に雑誌で見た作品などがたくさん飾られていた。
本物を見て感動!
作品を見ながらお話をしているうちに意気投合(?)。
「アトリエもご覧になりますか?」と言われ
図々しくお邪魔した。
アトリエにはご主人の富弥さんとネコが二匹。
お二人ともとても気さくで暖かで穏やかなお人柄で、
初対面とは思えぬほど打ち解けてしまった。
おまけに百合子さん作のティーカップで紅茶を入れていただき感激!
(いつかは買うぞ!)
海外での体験談や美味しいお店の話などで会話がはずみ、
気がつくと3時間以上経っていた。
帰りにはすっかり旧友の家を訪ねた後のような気分になっていた。

久しぶりに充実した休日だった。
創作のお邪魔をしちゃったかな…?
でも作品だけでなく、お二人のお人柄のファンになってしまった。
もっともっといろんなことをお話したかったな。
今度は何か美味しいものをお土産にお邪魔しよう!
素晴らしい出逢いに感謝。