10月16日 (土)  自然のあり方

お騒がせしました。
アイシングのおかげで、首はだいぶ楽になりました。

清水町の町民の集いに招かれて、「歌と講演」。
教育関係に招かれるのはちょっと緊張。
でも私のつたない話を、
皆さん凄く真剣に聞いてくださって感謝。

清水町には柿田川という湧き水の日本で一番短い一級河川がある。
湧き水公園は車の往来の激しい1国のすぐ側にありながら、
実に美しい所で、湧き水はきれいなマリンブルーに見えた。
講演の中で見てきた話をすると、
主催者の方たちが、「もっときれいなところがあるんですよ」
と案内して下さった。
清水町の小学校の裏庭にある「自然教材園」というところで、
一般の人は入れないという場所。

鍵を開けていただいて中に入ると、そこは別世界だった。
深い雑木に囲まれて遊歩道を降りてゆくと、
目の前に何ともいえない美しい河の流れが現れた。
澄みきった河の流れの中には水草が揺れ、
水の溜まりではアメンボウが泳ぎ、
川岸の岩場には沢蟹が歩いている。
生まれたままの自然がそこにあった。
そこには自然を邪魔する電柱も看板もない。
この自然を教材としている子どもたちは何て幸せなんだろう。
子どもたちは園内で毎年蛍を生育して放つという。
まさに生きた教育だよね。
自然のあるべき姿を見たようで
しばし清々しい気分に浸れた。
貴重なものを見せていただき、ありがとうございました。

夕方、燃えるような夕焼け雲の中、
富士山のシルエットが見事に浮かび上がって見えた。
自然に感謝の一日だった。