10月13日 (水)  アリーナ逝く

友人でイラストレーターのエムさんの盲導犬アリーナが死んだ。
アリーナはエムさんと一緒に私のライヴにも
よく顔を出してくれていた。
エムさんと一緒に何度か我が家へ遊びに来てくれた事もある。
盲導犬を引退してからもエムさんはアリーナを引き取った。
新しい盲導犬をもらうよりも、
アリーナと最後まで過ごす道をエムさんは選んだ。
盲導犬には養老院のようなものがあって、
最後まで面倒を見てもらえるのだけれど、
それでも出来れば、飼い主と一緒がいいと私も思う。
誰だって最後まで大好きな人といたいよね。
奥さんのコボちゃんは
「アリーナは私にとっては子供と同じよ」といつも言っていた。
最後までアリーナの面倒を見て、大変だったと思う。
アリーナは幸せだったね。
私も16年共に過ごしたシャム猫のホリーが死んだ時は毎日泣いていた。
言葉が交わせない分、心でつながるから、
よけいに喪失感があるんだよね。

エムさんが描いてくれた「おひさまのたね」のジャケットでは
アリーナが元気に笑ってる。
エムさんの絵の中では、これからもアリーナは生き続けるよね。
エムさん、コボちゃん、元気を出して、頑張って!